須磨線(すません)は、かつて神戸市の東尻池2丁目停留場 - 須磨駅停留場間を結んでいた神戸市電の軌道路線である。全線国道2号上を走っていた。

須磨駅への延伸に当たっては、須磨区天神町付近で山陽本線と交差するため、道路併用の陸橋(天神橋)が建設された。天神橋は市電廃止後も道路橋として供用されており、兵庫県の近代化遺産に指定されている。

沿革

  • 1925年(大正14年)12月1日:東尻池2丁目停留場 - 大橋9丁目停留場間が開業。
  • 1926年(大正15年)
    • 3月4日:大橋9丁目停留場 -鷹取町停留場間が開業。
    • 6月26日:鷹取町停留場 - 離宮道停留場間が開業。
  • 1927年(昭和2年)3月1日:離宮道停留場 - 須磨浦通4丁目停留場間が開業。
  • 1937年(昭和12年)1月28日:須磨浦通4丁目停留場 - 須磨駅停留場間が開業し全線4.859kmが開通。
  • 1961年(昭和36年)以前
    • 須磨浦通4丁目停留場を須磨水族館前停留場に改称。
    • 千森川停留場を廃止。
  • 1968年(昭和43年)4月21日:衣掛町停留場 - 須磨駅停留場間を廃止。
  • 1970年(昭和45年)3月15日:大橋9丁目停留場 - 衣掛町停留場間を廃止。
  • 1971年(昭和46年)3月14日:東尻池2丁目停留場 - 大橋9丁目停留場間の廃止により全線廃止。

駅一覧

  • 1962年(昭和37年)7月当時。
  • 背景色がグレーの駅は廃止・休止駅。

通過系統

  • 1962年(昭和37年)7月当時。

脚注

参考文献

  • 鉄道廃線跡一覧表(兵庫県内) - 神戸・兵庫の郷土史
  • 神戸市電須磨線 路線図 - 鉄道歴史地図
  • 昭和37年7月現在の電車運転系統図
  • 昭和41年3月頃の路線図

半世紀前の神戸市電-併せて街の今昔対比(1)須磨 DRFCOB デジタル青信号

思いでの神戸市電④ 須磨駅界隈 Scenes, Kobe, Street view

神戸市電廃止50年 「第二の人生」海の中から公園まで:朝日新聞デジタル

半世紀前の神戸市電-併せて街の今昔対比(3)大橋9丁目-板宿 DRFCOB デジタル青信号

半世紀前の神戸市電-併せて街の今昔対比(1)須磨 DRFCOB デジタル青信号