駒形駅(こまがたえき)は、群馬県前橋市小屋原町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)両毛線の駅である。
概要
前橋市南東部の城南地区、広瀬川と桃ノ木川の合流点北西部に位置する。当駅 - 前橋駅間は複線であり、当駅での上下線の列車交換も可能である。市街地は広瀬川南岸にあり、当駅から南西に1km程離れている。前橋市内の駅としては最南端に位置している。
歴史
- 1889年(明治22年)11月20日:両毛鉄道の駅(旅客のみ取扱)として開設。
- 1897年(明治30年)1月1日:日本鉄道に譲渡。
- 1903年(明治36年)頃:貨物取扱開始。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道国有化。官設鉄道に移管。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体日本国有鉄道(国鉄)発足に伴い、その所属となる。
- 1961年(昭和36年)10月1日:貨物取扱廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカードSuica供用開始。
- 2011年(平成23年)3月26日:新橋上駅舎使用開始。合わせて自動改札機設置。
- 2021年(令和3年)11月30日:みどりの窓口営業終了。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。但し、2番線は旅客列車発着には使われないため柵で封鎖されており、1・3番線のみで乗降扱いを行う。橋上駅舎を備える。
JR東日本ステーションサービス(2015年(平成27年)6月30日まではJR高崎鉄道サービス)が駅業務を受託する業務委託駅(前橋駅管理)である。
- 自動券売機はSuica対応型が2台設置されている。
- 橋上駅化してから、Suica対応自動改札機、電光掲示板、自動精算機が設置されている。以前の駅舎のころは簡易Suica改札機が設置されていた。
南口
- 有料駐車場(自動料金システム)と有料駐輪場(係員配置、営業時間6時 - 22時)がある。
- タクシーが常駐している。
- 改札階とのエレベーターが設置されている。
北口
- 前橋市営の無料駐輪場(無人)及び、駅ロータリー内にも自転車置き場がある。
- 駅舎改築に合わせて北口広場が整備され、車進入が可能となった。路線バスも乗入れている(後述)。
- 改札階とのエレベーターが設置されている。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は2,677人である。駅周辺に後述する学校が多いことから、通学時間帯は学生の利用がみられる。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
橋上駅舎化及び北口広場整備
前橋市により、当駅の橋上駅舎化及び北口広場整備が「良好で人にやさしい都市基盤の整備」として計画され、2009年(平成21年)11月に着工した。駅舎は2011年(平成23年)3月26日から、北口広場は同年7月4日から正式に供用が開始された。橋上化後の北口は旧北口駅舎から20m程小山方にあり、駅前広場も整備された。2011年(平成23年)9月から定期運行のバスが北口広場に乗入れている。
駅周辺
- 北関東自動車道 駒形IC
- 群馬県道2号前橋館林線
- 群馬県道27号高崎駒形線
- 群馬県道40号藤岡大胡線
- 群馬県道104号駒形柴町線
- 群馬県道110号駒形停車場線
- 群馬県立前橋東高等学校
- 学校法人共愛学園
- こども園
- 小学校
- 中学校・高等学校
- 前橋国際大学
- 前橋国際大学ゲストハウス
- 山崎学園
- 東日本デザイン&コンピュータ専門学校
- 東日本ホテルトラベル専門学校
- 東日本栄養医薬専門学校
- 群馬調理師専門学校
- 東日本製菓技術専門学校
- 日建学院群馬校
- JA前橋木瀬支所小屋原出張所
- 社会福祉法人前光会身体障害者療護施設青空
- 前橋市立駒形小学校
- 前橋市立笂井小学校
- NTTドコモ群馬支店
- ガーデン前橋(ショッピングモール)
- ヤマダデンキテックランド駒形バイパス店(北西へ徒歩10分)
- 前橋東郵便局
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■両毛線
- 伊勢崎駅 - 駒形駅 - 前橋大島駅
- 1987年(昭和62年)までは伊勢崎駅との間に下増田駅があった。
- 伊勢崎駅 - 駒形駅 - 前橋大島駅
脚注
記事本文
利用状況
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 駅の情報(駒形駅):JR東日本
- 変貌する両毛線の駅。(下)(ホビダス編集長敬白・インターネットアーカイブ) - 旧駅舎の写真を記載


