青田家住宅(あおたけじゅうたく)は、奈良県奈良市高畑町にある歴史的建造物。町家。奈良市指定文化財(1990年4月11日指定)。
歴史
青田家は代々醤油屋を営み、屋号を横田屋と称した。 建築時期は、青田家墓石銘に『嘉永年間(1848〜54)の建造とみえ、鬼瓦銘には『安政3年(1856年)と記されているため、19世紀中頃と考えられる。
2016年2月20日、奈良県観光活性化ファンド第1号投資の対象として、簡易宿泊施設と飲食店である「NARAMACHI HOSTEL&RESTAURANT」としての営業を開始したが、2017年閉店した。
構造
一部二階建の切妻造桟瓦葺で、南面に庇がつく。 主屋にはトオリニワに面して1列4室の部屋が並び、その西に2列5室の落棟座敷が設けらる間取りとなっている。 建物の規模も大きく、格子、架構の木柄も太く、外観も内部空間も豪快な造りであり、屋敷構えの保存もよいため、江戸末期の豪商の建築を知る上で価値の大きい史跡である。
その他、蔵3棟、井戸が現存している。
出典
関連項目
- ならまち
- 高畑町
外部リンク
- 奈良市指定文化財一覧
- 奈良市街東部奈良県立図書情報館




